「繊細さん」という言葉を調べると、HPS(ハイリー・センシティブ・パーソン)という言葉がよく見つかると思います。
HSPの方は「繊細さん」という言葉で表されることが多いと思います。
私は医師から明確にHSPと診断されたわけではありませんが、HSPの人や私自信を含めた繊細な個性を持った人たちを応援したいと思い、ブログを運営しています。
- 感受性が高く刺激に敏感な傾向のある方
- 内向的で自分に自信を持てずネガティブ思考の傾向にある方
- 人との交流で消耗してしまう方
上記はあくまで一例ですが、このブログではHSPの方以外でも繊細な気質を持っている人は「繊細さん」と定義して表現することにします。
繊細さん(HSP)とは

繊細さんは生まれつき非常に感受性が強く、敏感な気質をもった人です。
気質であるため周りからの共感を得ることは難しく、周りの感情を良く察するために疲れやすく傷つきやすいです。
その繊細な心は様々な刺激に対して敏感に反応してしまうので、生きづらさを感じてしまうこともあるでしょう。

私も周りの人に気を使っちゃうタイプです…


繊細さん(HSP)の特徴


繊細さんは周囲の影響を受けやすいため「生きづらい」「疲れた」「辛い」という感情が現れやすい特徴があります。
なぜなら、相手に真剣に寄り添い物事を深く考えてしまったり、映画・漫画などの作品にも感情移入しやすい傾向があるからです。
これは生まれつきの特性と言われていますが子供のころには自覚なく、大人になってから「なんとなく生きづらい」と感じる人もいます。
私の場合、幼少時代から人見知りの傾向にあったり、大人の言う事をよく聞く子だと評価されてきました。
今思うと、内向気な気質はあったように感じます。



小学生のころから自分と友達は何か違うと感じてはいました…
繊細さん(HSP)の悩み


繊細な人は感受性の高さから、周囲に対してアンテナを常に張っている状態でいることが多いです。
相手の小さな仕草や言動から相手の気持ちを汲み取れたり、様々なものに深く感動できたりします。
しかし、普段から敏感に感じ取ることができてしまうため、日々ストレスをためていく要因になるのです。
繊細さんの感受性の高さでは日々の生活でも苦労することは多いと思います。
例えば、以下のようなことがあるのではないでしょうか。
感情移入しやすい
繊細な人は心の境界線が不安定なため、相手からの影響をとても受けてやすいです。
人の気持ちを敏感に感じ取り共感ができる一方、同調しすぎたり相手を尊重して自分の想いを閉じ込めてしまうなど、自分を見失いやすい傾向にあります。
ドラマや小説などの作品にも感情移入することもあるでしょう。



すごくわかる!ドラマとか見ると涙出てくることあります。
とても疲れやすい
物音や光、においなど五感で受ける刺激に対してとても反応しやすい傾向があります。
周りの人が気にしないような小さな音やかすかなにおいが気になって、集中力を欠いてしまうこともあるでしょう。
特に、毎日の通勤やデパートで買い物をするだけでもとてもエネルギーを消耗してしまいます。
そのため、周囲の影響を受けないよう一人の時間を作っていくことも大切です。



人混みを見るだけで気が滅入ってしまいます…
自己否定が強い
内向的な自分に自信が持てず、ネガティブな思考になりがちです。
そのため、相手の気持ちを優先して汲み取り、寄り添う傾向があります。
相手に本音を伝えられず、頼まれたことは断れずに苦労してしまった経験もあるのではないでしょうか。
なかなか自分の想いを伝えられず、人との関わりが苦手になってしまった人もいるでしょう。



なんだか断るのが申し訳なく感じてしまうよね…
マルチタスクが苦手
複数の作業を同時にこなしたり、予定が急に変更になるとことが非常に苦手です。
深く考える性質を持つ繊細さんは、一つの物事を集中して考えることに向いています。
複数の作業を同時にこなしたり急な予定変更があると、どうすればよいか深く考えてしまいパニックになりがちです。



エンジニア時代はマルチタスクばかりで辛かったです…


繊細さん(HSP)の生きづらさ


社会生活を送る上で生きづらさを感じている繊細さんも、周囲から見ると目立った特徴はありません。
本人の感じ方であるため、周りの人から理解を得ることは正直なところ難しいでしょう。
集団社会の中で生きていくために多くの人に合わせていかなければならず、簡単には苦しさを吐き出すことができません。
内向的で感受性の高い人ほど日々の生活で刺激を強く受け、慢性的な不安や疲れにつながってしまいます。



苦しさを吐き出せないのがすごくつらいよね…
繊細さん(HSP)が自分と向き合う方法


繊細であるということは、簡単には周囲に理解してもらえないことが多いです。
繊細さんが自分を守るためには、まずは自分自身のことを理解し受け入れていくことが大切です。
そうすることで、自分自身を好きになり気持ちを楽にしていくことができます。
自分を客観的に見る
まずは自分を客観視するために、ノートなどに楽しかったことやつらかったことなど、想いや気持ちをすべて書き出してみましょう。
文字にして書き起こすことで自分を客観的に見やすくなります。
自分が何に対してストレスを感じるのか、どのような環境が落ち着くかなどを理解しやすく、つらいことに対しての対処方法も考えやすくなるでしょう。
自分の気持ちと向き合い、少しずつ心を軽くしていくことが大切です。



思ったことを素直に書き出すと気付いていなかった気持ちも見つかるかも!
一人の時間を作る
繊細さんは感受性が高いため、相手のしぐさや口調などでその人の機嫌や考えを感じ取ることができます。
社会に出ると1日のうちの3分の1以上は仕事をすることになるため、少なからず人との交流もあるでしょう。
少しの時間でもいいので、一人で落ち着いて息をつける時間を作ることをオススメします。
外からの情報はなるべく遮断して、心も身体も脳も休ませてあげてください。
ココロのケアせずに毎日頑張ってしまうと、疲労が蓄積していき心身に不調が現れてしまう可能性があります。



自分のことを大切にしてあげることが重要だね!
まとめ
今回は繊細さんについて、私の見解をお伝えしました。
繊細さんは社会生活において、苦しい思いや悲しい思いをすることも多く、生きづらさを強く感じやすいです。
豊かな人生へと変えていくためには、他の人と比べずに自分のことを理解して、受け入れてあげることが大切です。
あなたが感じてきた感覚は、決して間違いでもおかしなことでもありません。
考え方を前向きに変えていき、自分を主役に置いた人生を目指してみましょう!
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